西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “サインと記念写真”

暖かい一日が終わろうとしております。

さすがにこの時間、

午後十時を過ぎてきますと気温も下がってきました。

このままいくわけもなく、

まだ一月、

来週は雪も心配されている寒波がやってまいります。

どうか、

みなさま、

この気温の激しさで体調など崩されないようお気をつけください。

さて、

そんな暖かな一月十八日の木曜日、

私も誕生日を迎え五十七歳となりました。

思えば遠くに来たものです、

故郷を離れここに住みはじめて三十年以上、

いままで生きてきた年月の半分以上を

静岡県で過ごしております。

まあ、これもご縁でしょうか、

「どこにいようと自分らしく生きていく」

そう思う心を相棒にして

これからも残された年月を重ねていきたいと思っております。

さて、

今日は、

ご相談にお見えになられた方がおられました。

いまお世話になってるお寺さんをやめて

私のところへご遺骨を移したいというお話でした。

いまは、

仕事の関係で

遠くに住まいをかまえておられるお子さんたちもたくさんおられます。

ということは、

故郷にあります墓地から遠く離れるということでもあります。

どこのお寺さんも

同じようなケースがこれからはもっと増えてくることでしょう。

所謂お檀家さんの減少です。

古くは、

ご先祖がお決めになったお寺ではありますが、

長い時間が経ちますと

墓地の移転という現実が生まれてくることも珍しくありません。

ただ、

そこは、

簡単にご遺骨をだして持っていく…

そんな簡単なことではありません。

今日のご相談では、

そのようなところをアドバイスさせていただきました。

まず一番は、

やめるにあたって

お世話になってきたお寺の和尚さんの許可と承諾。

それがあってはじめて遺骨を動かすことが叶います。

そして、

それが叶って二番として、

つぎは行政への届けです。

お骨は法律でしっかりと守られておりますので、

納める場所が変わるときは、

改葬証明の手続きが必要となります。

それらが整って、

新しい墓石の建立等、

実際に新しいお寺との付き合いがはじまることになります。

お寺さまによっては、

お檀家をやめる離檀(りだん)を承諾しないケース、

やめないように説得されるケース、

あとは、

やめるにあたって納めていくお布施等、

ケースバイケースが考えられます。

もし、

いま、

または将来、

そんな可能性があるのでしたなら

そのあたりを参考にして、

ある程度情報の収集、

そして

話を上手に進められる段取りに心がけると

いいのではないかなと思います。

私のところが新しく変わる先のお寺ではなくても、

墓地の移転などで悩んだときは…気軽にまたご相談ください。

IMG_8878

さてさて、

そんなご相談を終えた今日の夕方、

スケジュールに追われるなか

ほんの数分間、

関西テレビの番組

“よ~いドン!”のロケが境内でおこなわれました。

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縁結びのパワースポットということで、

ロケ地にえらばれての撮影でしたが、

撮影を済まされると、

みなさん慌ただしくロケバスに乗りこんで

つぎの目的地へと移動されていきました。

私は、

そんな撮影風景を遠くから見ているだけでしたが、

撮影を終えてお帰りになるとき、

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これは記念というより…いいご縁だからと、

思いきってサインを頼み、

あといっしょに写真を撮っていただきました。

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和尚…やるやない…

ただ静岡県では、この番組…見られないのよね…

でも、

ロケ地にえらばれて嬉しいよね、やっぱり…和尚のひとりごとでした。

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