西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと ”今日を生きている”

年が変わり、早いもので今日から2月に入りました。

今週は節分で立春、暦も冬から春へと変わっていきます。

まだまだ寒い日は続きますが、

境内の木々たちも春の準備を進め、

ふくらんだ蕾に新しい思いをつめこんで、開花するその日を待っております。

一足先に春を感じた梅の木は、

すでにその可憐な白い花を咲かせ、目を楽しませてくれます。

境内の梅の木

去りゆく冬と訪れる春、

ちょうどその交差点のような時節が2月ということでしょうか。

かなり冷え込みの厳しい日中となりましたが、

今日も数組のみなさまが訪れ、

縁結びのお参りに手をあわせておられました。

そのなか、

お話しさせていただいたお嬢さんたち、

今日は富士市からお参りに来て下さいました。

ご友人がお参りされたあと就職が決まったので、

お参りに行ってきたらと勧められたそうです。

静岡県のちょうど真ん中あたり、

富士山に抱かれた高地よりのお参り、

とてもありがたいことです。

IMG_6511

富士市より、縁結びのお参り

江戸時代の書院のご説明のあと、

本堂に飾ってあります東日本大震災の写真をご説明しながら、

「富士市あたりだと津波は心配ないね、ただ、富士山が噴火したときは、どうしようもないでしょう?」

とお話しさせていただきました。

いつの時代にも天変地異があります、

それが我が身にふりかかるかどうかは運命であり、

時には、さだめもあるかもしれませんね。

願わくば、明日も平穏でありますように。

さて、境内に響く笑い声、

そして笑顔でお参りされる様子を拝見させていただきながら、

今日を生きている喜びを感じる、

そんな日々がお互いに続きますようにと

明日もいい日に

明日もいい日に

みなさまを見送らせていただいた…午後のひとときです…和尚のひとりごとでした。

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