西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと ”たっしゃな私”

昨日の時点では梅雨もまだ明けない東海地方、

朝方も曇り空が広がり、

ときおり落ちてくる雨に足元を気にする朝方でした。

お昼近くになると雲の合間から青空がのぞき始めて、

いつの間にか快晴となりました。

連休ということもあって、

いつもの日曜日よりは騒がしくなるかなと思っておりましたが、

いつもと変わらぬ日曜日の風景が広がっておりました。

お墓参りに、

お参りの打ち合わせ、

いつものお顔、

そして笑顔に出会えていい時間を過ごさせていただきました。

このお寺にお墓をお持ちのみなさまと

お話しさせていただきますと、

自然とこちらも和やかな心になります。

それは、

西光寺にお墓を祀っていただきたい心と、

祀らせていただいております心とがひとつにかさなり、

短くてもいい時間をかもし出してくれるのでしょうね。

それがあるから30年、

ここに住まわせていただいていると

感謝の気持ちでいっぱいです。

連休最終日の月曜日は、

朝から快晴、

いいお天気で気温上昇の一日です。

静岡県も甲子園を目指す高校球児の予選大会が

始まっておりますので、

必勝と書かれた応援バス、

応援団の声が響きわたるバスとすれ違うこともあります。

すっかり季節は盛夏、

あの涼しかったこの間までの7月はどこに去ったのでしょうか。

額に汗を浮かべてのお墓参りも、

この時期だからこそ。

暑いなか訪れて下さるみなさまを、

あの世からご覧になってご先祖さまもお喜びでしょう。

自分自身の人生を振りかってみますと、

まさか静岡県に生涯を捧げることになるとは、

考えもしませんでした。

ここに来るご縁がなければ、

生まれ育った実家のお寺を守りつつ、

お寺だけでは生活は無理ですから、

なにか勤めに出ていたでしょう。

そんなことを思いますと、

人生の転機、分かれ道の選択、

いろいろな道を経ていまがあるのだと、

ここにいるご縁を不思議と思いつつ、

これで良かったと感じております。

生きている以上、

その時々で終わりではなく、

自分自身が終わりとゴールラインをひかないかぎり、

まだまだこの先の人生には、

続きがあると思います。

その続きがはじまる時の自分自身が

どのようなステージでチャレンジしているのか、

レベルアップできている自分自身と出会えるのか、

心の持ち方で、

進み行く道も大きく左右されることになると思います。

もちろん、

変わらぬ自分で継続も人生の続きではありますが、

節目節目をどのように乗り越え歩んで行くかは、

そのときの私自身が決めること、

そのときの判断がどのような結果を導くかは、

数年先の自分自身には出会っておりませんのでわかりませんが、

物忘れひどくとも

“たっしゃな私”

でいてほしいなと思います。

文章では簡単、

でもそう願ってもなかなか上のステージに上がりきれない私です。

それが生きるということであり、

自身の器を認めるということでしょうか。

ただし、

誰でも可能性の種は秘めていると思いますから、

器を認めつつ

自分くらい明日の自分自身を応援していきたいですね。

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月曜日の午後のひととき、

訪れた中学生たちは、

どんな未来を目指すのでしょか。

みなさまそんなことは気にもせず、

中学生らしい笑顔を残して帰られました…和尚のひとりごとでした。

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