西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “これは読まなくてもいいですからね”

心にいろいろ背負ってしまうと、

ふと淋しさが顔を出しはじめます。

もちろん

そんな心模様を生み出してしまったのは、

自分自身に間違いがない。

でも、

それ以上に辛いのは

思ってもみない言葉で伝えられた時、

私の勘違いかもしれませんが、

言葉の大切さを知り、

言葉で相手を傷つけることを一番嫌っていたと思っていた、

だから

そんなことを話されるあの人ではなかったのにな、

と思ってね。

もちろん、

我慢せず言いたいことを言える仲とは、

とてもいいことと知ってはいても、

やっぱり

心の奥までとどいてしまう言葉の痛みは、

辛いんだよね。

心の弱さと言われれば、

それまでかもしれないけど、

人っていうのは、

足らないものや欠損しているものを

持ちながらでも、

自分らしく生きようと

もがき苦しみながら

今日を精一杯乗り越えて、

明日の頂を目指していくものだと

信じて生きてきた。

足らない、

欠損…

それが私の人格や性格まで

イコールのような見方をされるって

とても心が迷ってしまう。

完璧な人間ではなことくらい、

自分がよくわかっている。

でも、

思いやり、優しさだけは誰にも負けない、

その優しさも偽りではなく、

自然体そのものと生きてきた私。

でも…そうではないのか…

本当の自分はなに?

伝えられた言葉そのものの人間なのか。

人と人って、

出会って互いを理解し始めるとき、

相手のいろいろなものを見て

その人そのものを

見いだしていくもの。

性格や行動が

マイナスしかないと見えたら

離れていくだろうし、

行動や性格はマイナスでも、

その人のもつ

人としての人間性が優れているなら、

受け容れることも

プラスを生む判断となることもあるだろう。

こんなことを書いていても

自分勝手な解釈、

自分を正当化するような考えと受け止められても、

それもまたひとつ…

私を発見できる答えかもしれない。

優しさだけであとは足らなければ、

それでは生きていけないだろうか。

足らないからこそ

それをそなえている満たされた人に

憧れ惹かれる、

この人は足らないから知恵を伝えようと

思ってもらえるような

人にならなければならないのか。

いますごく

迷いながら生きている私です。

優しいだけでは私自身の欠点を補えない性格…

すべてにおいてこなせる、

切れ味鋭い男より、

思いやりはたくさん持っていると思う。

そして

失敗をし続ける男のほうが、

人間味があっていいと思っていたのにな、

それも自分の思い違いなのか。

そんな伝えられた言葉に落ちこむ

春の今日この頃です。

この大型連休を利用して、

また、

実家の両親の様子を覗きにいきながら、

一人、

旅でもしてこようか、

だれもいない実家を宿泊場所にして、

自分探しの旅に出てみようか。

たくさんのほとけさまを拝して、

まずは

心の雨雲を曇り空へと変えて、

明日の晴れ間、

心の天気につなげてみたい。

思いやりと優しさだけでは、

男の価値ってはかれませんか?

なんでもできる男が、

やっぱり男らしいと認められるものだろうか。

でもね、

私は私、

いまの私がいいなと思っているのです。

その言葉に瞳から涙をあふれさせようとも、

やっぱり私は頑固者ですね。

昔から優しすぎるのがたまに傷…

今回のは心に残って、

まだまだ治癒しないんです。

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効きそうな心の心薬を求めて心の旅、

大人の小さな旅を始めようと思っている…五月早々…

一気にしたためた…和尚のひとりごとです。

コメント

  • エル
    2017年5月10日 8:17 PM

    明日、初めて御参り致します。
    娘が友人からもらったお寺のパンフレットを、ずっと部屋に貼っていましたが、
    行く!と叫びましたのて、お供の小旅行になりました。
    たまたま読まなくていいよ、というブログを
    読み…、心優しい素敵な和尚様がいらっしゃるお寺だと知り、思わずコメントしています。言葉は大切ですね。思いやりをもって、相手に優しくできることは、強さですよね。今日は3年前に亡くなった優しい母の命日で、
    いい年をしてとても淋しくなり、あいたいなぁと思いつつ過ごしました。
    連休は御両親といい時間を過ごされておられるといいなぁ…と思います。
    季節の変わり目ですので、お身体に気をつけて下さいね。
    何だか失礼なコメントでしたら、すみません。

  • 酔芙蓉
    2017年7月10日 10:01 PM

    こんばんは。
    和尚さんのひとりごと。。。

    迷いながら生きてる和尚さん、
    とても、そのようには見えませんでしたが。
    何か余程の事があったのですね。

    自信に満ち満ちている和尚さんが
    悩んだのですから・・・

    言葉はその人を幸せにもしますが、
    どん底に落としてしまう事もあります。

    言葉を発する時にはある程度、
    考えてといつも思いますが時として
    相手を傷つけてしまいます。

    日々、迷いながら生きています。

    大人の小さな旅は、
    心の心薬は見つかりましたか。

    それでは・・・

  • saikouji
    2017年7月12日 8:33 AM

    エルさん、
    お便りとどけてくださったのですね、
    ありがとうございます。
    読まなくてもいいからと
    したためておりましたので、
    確認もせず、
    ずっと過ごしておりました。
    また、
    お嬢さんのお供として
    お寺へも来てくださったようで、
    重ねてお礼を申し上げます。
    人と人は、
    色々な出会いとつながりで結ばれ成長させてくれると
    信じております。
    これからも、
    私自身がそのように思っていただける
    ひとりの人、
    男になれるよう
    生きていきたいなと思います。

    お便りありがとうございました。

  • saikouji
    2017年7月12日 8:41 AM

    お便りありがとうございます、酔芙蓉さん。
    お目にかかったときと
    また違う私を知りましたね。
    まあ、
    人らしい私であると
    感じてくだされば幸いです。

    小さな旅、
    心の心薬を見つけに行こうと、
    東の方向にでも向かいますかね。

    酔芙蓉さんは…
    私の住まいから見て
    東の方向にお住まいですかね、
    もしかしたら…あなたが…かな。

    この方が私の心薬ではと、
    なんて、
    そんな
    もう一歩すすんだご縁を想像している
    やっぱり人らしい私です。

    あとは、
    「来ていいよ」と…
    酔芙蓉さんの心にお任せいたします…笑

    お便りありがとうございます。