西光寺のブログ

新型コロナウイルス特措法に基づく、

その緊急事態宣言が明日にも解除されそうな流れです。

一部の都道府県を継続し、

それ以外、

ほとんどの場所において解除されます。

ただし、

各知事さんの希望は、

たとえ解除されても

知事への権限をある程度認めてほしいということです。

規制が緩みますと、

同時に気の緩みにつながり、

たくさんの人たちが出かけることになるだろうと。

ずっとずっと

我慢してきたものが開放されたなら、

青空の下、

気分転換を求めて

いろいろなところへと出かけることによる、

再びの感染拡大の危険性を感じておられます。

住んでいる都道府県内ならともかく、

解除されない地域から

解除された地域へと、

きっと人の流れが生まれる、

これは…致し方ないことです。

なにか法律で罰せない限り、

自由をさがして

それぞれの目的地へと向かうことでしょう。

そうしますと、

いまなんとか抑えております感染拡大が、

この解除で第二波、

第三波を生み、

夏と秋を越えたその先、

冬の季節には、

大感染がはじまるのではないかと。

国内においても治療薬、

ワクチンの開発がはじまり、

半年、

一年、

二年の月日を費やして

完成を目指しております。

私たちの手元にとどくまでの間、

できるだけ

人から人への感染を

抑えておきたいということですが、

やっぱり、

自由な空を求めたくなるのはだれも同じ。

まだまだ先が読めない、

どんな物語がふりかかってくるのか、

歴史に残る国難とは、

余りにも続きや延長が起こる可能性があるだけに、

私たちの日常が遠ざかる…

手のとどかないところへと離れてしまうのでしょうか。

でも、

過去に学べば、

人類はうち勝って生きてきました。

たくさんの命の犠牲はありますが、

その亡くなってしまった人々のためにも、

私たちは生きなければなりません。

昨日までの日常を捨てて、

新しい…

明日の日常の訪れを待ちながら…和尚のひとりごとでした。