西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “気さくな私でよかったと思う私”

令和二年十一月、

今年も西光寺にお祀りしております

日限地蔵尊の大祭が近づいてまいりました。

例年、

第二日曜日に開催しておりますが、

今年につきましては、

新型コロナウイルスによる感染拡大の危険性から、

その対応について

会議に会議をつづけ話し合ってまいりました。

結果、

例年より内容を縮小、

変えて実施することとなりました。

どれだけのみなさまが、

おみえになりますかわかりませんが、

四百年以上前から

受け継いでまいりました法灯を

途切れさすことはできません。

参拝者が少なくとも

大祭を修行するところに意味があると思うからです。

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さて、

今日の午後、

お電話をいただきました。

はじめて

お話しする方ではありましたが、

名古屋に

住んでおられます知人の方が

磐田方面に越されるのを契機にして、

現在のお寺から新しいお寺へと移りたいと。

そのお手伝いをたのまれたということでした。

先方の方は、

もうご主人が亡くなっており、

お寺の役員も務めておられたとのこと。

でも、

お寺も代が変わって

ご住職も学校の先生ということでお忙しく、

ご法事をお願いしてもままならないと。

そこで、

お墓を動かして

新しいお寺にと考えられたようです。

向こうの方が希望されておられるのは、

話しやすい気さくな和尚さんのお寺。

どんなきっかけで、

私のところに

連絡を下さったかはお聞きしませんでしたが、

たしかに私は気さくなのです。

いろいろご質問に答えておりましたなら、

『和尚さんは…

お若いですよね?

三十歳くらいですか?』

と尋ねられましたので、

『もうすぐ還暦、六十歳です』

と答えておきました。

もう、

ここの住職として三十五年ほどになりますと。

驚きながら…

『ベテランですね』

と電話の向こうで話されておりました。

受話器から聞こえてくる私の声が若かったのか、

そんな会話がありました…今日なのです。

さて、

明日は、

数ヶ月ぶりに依頼がございました生放送、

『KBS京都 笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ』

に電話で出演いたします。

午前9時過ぎのコーナーへ

10分ほど番組の特派員11号として、

この若々しい声がラジオを通じて

京都市内に響きわたるのです。

もちろん…気さくな声でね。

でも、

結果はどうあれ“気さく”が結ぶきっかけ、

ご縁もあるのですから、

気さくな私でよかったと思う私なのです…和尚のひとりごとでした。

 

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