西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “筆無精と筆まめ”

あたらしい一週間のはじまり、

お天気は風薫る青空、

身体にとどく暖かさは、

夏の先発隊のように、

南の海から訪れているようです。

こうして

穏やかな街並みを覗いていますと、

通りすぎていくひとたちにも歴史があり、

いろいろと

背負いながら

今日があるんだろうなと

ガラス越しにひろがる景色を眺めております。

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わたしがたずさわっておりますイベント、

いわた大祭り、

そのメインと呼べる

遠州大名行列の練習も動きだしました。

参加者は、

全体で三十人少しではありますが、

もうここまできたなら

二年ぶりの開催に向けて協力するだけと、

わたしを支えてくださる

スタッフメンバーとともに、

打ち合わせと練習の声が響く今週です。

大きな声をはりあげることはできませんが、

どうしても

リズムにあわせて歩いていかないと、

大勢のひとたちをそろえることはできません。

必要最低限の声は、

どうしても出しながらの練習となります。

今回は、

三回の練習で仕上げなければなりませんので、

いつもよりも

教える側も効率よく指導しながらの練習となります。

参加者は望めないだろうと思っていたところ、

地元の中学生たちも手をあげてくださり、

少人数なりの形ができつつあります。

やることなすこと、

はじめての動作であると思いますが、

代々先輩たちがやり遂げてきた

練習と本番を思いながら、

伝統あるイベントに参加して、

本番当日には、

江戸時代絵巻がくりひろげられることでしょう。

前日が雨模様なら中止となりますが、

それ以前に

感染拡大の様子や状況によっては、

内容等、

運営も変わるのかもしれません。

この街の空の下、

賑やかな声が響きわたることは、

明日の希望を呼びこむ力と信じて、

やることだけはやり終えて、

あとは、

天と運にまかせることにいたしましょう。

そして、

つれづれなる思いをしたため、

ここに残してまいりましょう。

胸の奥にためこんでいるより、

一文字一文字、

書きあがるたびに雲は、

晴れあがっていきますから。

筆無精と筆まめ…

あなたなら…どちらのあなたでいたいですか?…和尚のひとりごとでした。

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