西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “派手さより…質で”

あっという間に月日は過ぎて、

十一月を迎えました。

その新しいはじまりを出迎えるように、

朝焼けは美しく、

昇りゆくお日さまも

笑顔満面で

街中を照らしておりました。

そのお陰で、

日中の気温も暖かく、

もうそこまでおりてきた

紅葉の精霊たちも、

秋の冷たさは何処に?

と拍子抜けしていることでしょう。

日本列島、

ハロウィーンの賑やかさも終わって、

枯れ葉舞う

淋しさと哀愁の季節を迎えます。

今日、

いまこの時間を過ごしております

いつものお店も、

BGMに耳をかたむけますと、

もうクリスマスソングとなり、

手元の紙コップも

クリスマス仕様になっております。

IMG_2351

季節の先取りは、

あちらこちらで進んでいることでしょう。

西光寺の本堂で流しておりますBGMも、

そろそろ同じように

“Christmas”の雰囲気をかもしだしますメロディーへと、

交代してもらいましょうかね。

お寺でクリスマスソング、

このギャップと融合がおもしろくて、

もう何年も前から響かせておりますが、

季節の音楽につつまれて、

淋しさの季節に似合うひとときを…

お寺で過ごしてくださればと思います。

『きよしこの夜』が聞こえてまいります聖域に、

仏さまたちは、

なにを思うでしょうか。

まあ、

生まれたら神社でお参りをして、

結婚式は…

教会を真似て永遠の誓いを、

そして、

遠く旅立つときは…

お寺にお世話になる、

そんなことが日常のわたしたちです。

慈悲深い、

ほとけさまたちも、

ちょっと変わったお寺、

今年のクリスマスシーズンを温かい眼差しで

見守ってくれることでしょう。

去年のいまごろも、

たしか同じ音楽が響いていたなとね。

昨年の十月、

半年で壊れる予定で

飾りましたイルミネーションも、

点灯しなくなったものを

少し少し外してまいりましたが、

一年を過ぎても、

一部、

いまも明かりを灯しております。

今年は、

外のイルミネーションはそのままで、

本堂のなかを賑やかに、

カラフル色で楽しむようにしております。

これも、

外のイルミネーションは、

誰かに

何回も何回も切られたり、

壊されたりしましたので、

本堂のなかなら、

流石に

壊すことを目的に

はいっては来ないだろうと思い

飾りはじめましたが、

訪れてくださったみなさまの評判もまずまずです。

今年の冬は、

明かりの派手さより、

明かりの質でいきたいと考えておりますので、

またひらめきと

アイディアが浮かべば、

進化させていきたいと…も…思っている

…こころに秘めた私なのです。…和尚のひとりごとでした。

 

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