西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “五月…六月…つぎの行き先を思い浮かべながら”

四月後半よりつづきました

大型連休、

月は変わり五月。

ゴールデンウィークも最終日を迎えました。

日曜日の朝は、

やさしく目覚ましの音を風たちに託し、

揺れる木々は,

緑の音階を奏でております。

その清かな安らぎが、

お出かけで疲れたカラダを癒やしてくれるなら、

心もいっしょに

つつみこんでほしいなと思います。

ここのところ、

この聖域の夜、

大地が寝静まった頃をみはからって、

ミミズクらしい猛禽類の鳴き声が響いております。

その元気そうなお客さまは、

夜を独り占めするように枝に遊び、

深夜になっても

電飾が輝いております

お寺のカラフルさを楽しんでいるのでしょう。

旅をつづけてきたが、

やっぱり、

『こんなお寺は、はじめてだ』

と目を丸くしているのかもしれません。

夕べも、

馴染みのお店にでかけて

自分の時間を過ごしてまいりましたが、

家族でお見えになっていたり、

仲のよいお二人が暖簾をくぐり

はいってこられたりと、

夜の街にも

ひとの温かさがもどりつつあります。

みなさん、

お互いに気をつけながら

この時間を守りたいと、

ゆっくりとグラスをかたむけておられました。

テレビのスイッチをいれますと、

海外旅行からもどってこられました

ひとびとの様子が映しだされておりましたが、

こちらがお世話になったお返し、

おもてなしの支度は…

整いつつありますので、

日本をえらんでくださる

外国のひとたちを迎える準備を進めながら、

観光地では、

そのお姿を待ち望んでおられるのでしょう。

国際色豊かな

ひととひとのふれあいが…

やっぱり

一番似合う日本だと思います。

気兼ねなく

飛行機で訪ねていける時が訪れましたなら、

私の心も

海の向こう側で待っている景色に惹かれ、

見あげた空、

旅行カバンひとつかかえてひとり旅、

でかけていくことでしょう。

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知り合いの和尚さまに、

留守の間、

なにかあったら

“あとはまかせた”

とたのんでね。

それにしましても、

今日も気温の上昇です。

そろそろ気の早い蚊も飛びはじめました。

昨日は、

ある場所でセミの声も聞こえてまいりました。

このあとひかえております

雨が似合う季節を知ってか、知らずか、

とりあえず

我慢できないからお先にと顔をだして、

仲間たちが目覚めるまえに

目立っておこうという魂胆なのかもしれませんね。

それもまた正直で『よろしいわ』と、

いつもいつも正直すぎる行動に、

あいかわらず

落ちつきをおぼえない私は…思ってしまうのです。

五月、六月、

つぎの行き先を思い浮かべながら…和尚のひとりごとでした。

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