西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “はじめての景色の連続”

十二月にはいり、

もうあっという間の年末。

大変ご無沙汰しております

ひとりごとであります。

ここに来まして気温も下がり、

大雪の各地をふくめて、

いよいよ

冬らしい季節となりました。

今日は、

このあと下り坂の天気予報ではありますが、

冬空のひとときを飾るように、

とてもいいお天気になっております。

sutaba

こうして

お店から眺めておりますと、

青い空に浮かぶ白い雲が、

気持ちよさそうにお昼寝をして流れていきます。

きっと境内では、

やさしい

風が心地よさをはこび、

参道を照らす陽射しも

楽しそうに駆けまわっていることでしょう。

その参道に映る影に

私を刻みながら、

お参りに訪れて下さる

みなさまの足音が響きわたる

今日の西光寺でありたいです。

image1 (12)

先月は、

卒業論文の研究として、

女子大生たちが飾っている

空間の薔薇のアートも開催され、

訪れるひとたちの目をひいているようでした。

地元の新聞にも大きく紹介され、

薔薇のアートにつつまれて記念写真を。

今回も若い人たちのお手伝いができて

よかったと思います。

いまごろは、

大学の勉強にもどり、

無事に卒業を導く

成果が得られる三日間であったと願っております。

さて、

同じ十一月、

地元のお寺さまふたつで、

晋山式が執りおこなわれ、

私たちの仲間入り、

お若いご住職が誕生いたしました。

日ごろは、

お檀家さまのために

日々奮闘されております和尚さま、

毎月一回の座禅会を開催して、

お檀家さまをはじめ、

有縁無縁のみなさまが参加、

座禅の精神と仏さまの教えを伝えておられます

和尚さま。

それぞれのお役目を実践されながらの…

今回一生に一度の花道でご披露。

きっと、

地元の寺院として

将来を背負う宗教家となられることでしょう。

どちらも五十年近くぶりのお祝いに、

それぞれのお寺で

お祀りされております

ご本尊さまも…

お喜びになったのではないでしょうか。

それにひきかえ…

ベテランの年齢へと進みましたこの私。

背負っているのは、

いかに楽しく生きるか、

難しいことは、

仏さんしかわからんわと、

将来を背負うどころか、

このひと…ご住職?

と思われるような生き方の私。

心もラフにラフに、

気持ちもひろくひろくと、

住職というイメージからは、

かけ離れてることを

また私の生き方なんだとうれしい私。

いろいろなお坊さんがあっていいと、

お堅い部門から

楽しい部門を担当しております日々なのです。

それが私で、

やっぱりそれがいい。

難しい専門的なことは、

お隣のお坊さまへどうぞ。

今日は、

どうしても楽しくなって、

笑ってみたい気分なら、

うちのお寺…私にどうぞ。

占いによりますと、

いまはおとなしく

充電の期間のようです。

大きく人生が動くそのときのために、

いろいろ直感で

世界観をひろげる支度をしておりますが、

ここまでという境はつくらず、

はじめての景色の連続でありたいものです…和尚のひとりごとでした。

 

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