西光寺
時宗 東福山 西光寺
時宗 東福山 西光寺

Saikouji Blog

和尚のひとりごと “令和五年の筆を置きますね”

令和五年も残すところ

十時間を切りました。

雨音ではじまった大晦日ですが、

西光寺の境内には、

雨あがりから

何組ものお墓参りのひとたちが訪れ、

ご先祖さまが眠る

お墓にお正月の花、

松竹梅を供えておられます。

このあと

夕方になりますと

ひとの影も少なくなって、

除夜の鐘の時間を待つだけとなります。

今夜も…

何人の方々が来られるかは、

わかりませんが、

昼間の時間に来られました方に、

今夜、

一般でも鐘を突くことはできますか?

と尋ねられ、

大丈夫ですよとお答えいたしました。

気温の方も

師走とは思えないような暖かさで、

ちょっと異常では?

と思ってしまいますが、

深夜、

西光寺を訪れて下さいます

みなさまにとりましては、

よい年越しの時間を…

縁結びのパワースポット、

聖域で過ごせるのではないでしょうか。

除夜の鐘のあとは、

本堂にお参りをされ、

初詣の願いを残されていく

いつもの風物詩がひろがることでしょう。

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本堂の正面にも白い幕が揺れ、

参道の向こうには、

山門に紫の幕。

お正月の数日間、

縁結びのお参りに訪れてくださいます

みなさまを出迎えてくれることでしょう。

例年、

そんなに大勢ではありませんが、

有名な神社仏閣を…

あちらこちら初詣を終えたあと、

どこか近所に寄れるところはないかなと、

マイナーではありますが…

ここが検索にひっかかるよう、

願っております。

本来、

観光の寺院ではないお寺ですと、

お正月は、

お墓参りもパラパラと

人の足音もない静かな境内です。

それを思いますと、

この一年、

ここを知って下さった方々がひとりでも生まれ、

また訪れて下さるなら、

西光寺の三百六十五日の一日一日は、

成果を残すことができました…

意味のあるものだったと言えるでしょう。

そんな思いを令和六年へと

ひきつづいてまいりたいと思います。

今年も

和尚のひとりごとを

覗いていただきましたみなさま、

誠にありがとうございました。

来たる新しい年が

みなさまにとりまして、

ご多幸と良縁に恵まれました

一年になりますようにお祈りしつつ、

令和五年の筆を置きたいと思います。

みなさま…よいお年をお迎え下さいませ…和尚のひとりごとでした。

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