和尚のひとりごと “奇跡に生きようよ”
ゆったりとした
秋の季節が染まっていきます。
まだまだ色づくまでは、
時間がかかりそうですが、
確実に木々の葉は、
落葉の前に輝いて終わろうと、
自然の風がはこぶ絵師たちをつかまえては、
私を美しく変えてくれますかと…
頼みこんでいる、
そんな時期なのでしょう。
空を眺めれば秋雨前線が青空を隠して、
雲の合間から覗かせる
瞬間の煌めきに大地のひとびとは、
ひとときの時間にホッとする私を楽しむのでしょうか。
十月の秒針も半分を過ぎて、
でも、まだ暖かさも残って、
やがては、
晩秋に向かうであろう冷たさが訪れるまでは、
まだまだ温暖化の影響で、
しばらく
心地よい日々が続くことでしょう。
こんな季節だからこそ
素直に誘われて、
外の景色に遊ぶあなたがとてもお似合いで、
暮れゆく空に現れる一番星に、
今日の楽しさを報告し終えたなら、
暗闇には、
大人の時間が待ってくれていることでしょう。
秋は、
淋しさもあり、
ひとを求めて、
うれしいことを見つけたくなる。
とりあえず生きてみようか、
早く落ちていく
お日さまを真似して駆け足で生きるより、
たぶん、
落ちてしまった暗闇のなかに、
明るく過ぎて見えなかった何かが見えて、
それがまた、
生きてみてよかったと思える発見に…
つながると私は、思うんだよね。
とりとめのないこと、
なにがいいたいのかわからない、
このひとりごとではありますが、
まあ、
とりあえず
今日を生きたのなら明日、
もう一回、
生きてみようかと、
いいたいんだよね。
明日の朝、
目覚めたのなら
生きるをもらえた幸運な…
私ということだからさ。
幸運は、
あたりまえじゃなくて、奇跡なんだよ。
明日の朝、
おなじ空を眺めましょう、
奇跡の朝を迎えたたくさんのひとたちの…
あなたもそのひとりとして。
そんな風に
まだまだ残された時間ではなく、
ちょっと反対側の終わりの方を。
自らの選択で命を終えて、
小さな壺の中にはいってしまわれた…
今日は…
いきなり急に残され
心の整理がつかないたひとたちと
お話しをした日だから、
そんなことを思うんだよ、
奇跡に生きようよ…和尚のひとりごとでした。
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