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時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “その胸に輝く金バッチの誇りが埃と言われないように”

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新型コロナウイルスによる感染拡大が止まらず、

はじめて

緊急事態宣言が出されております。

静岡県も一人の感染が報告されてより今日まで、

数十人まで

その数字が増えてきております。

他県を訪れたあとに静岡県で発症が多く、

国内のなかでも

感染が拡大しております地域を訪れることは、

やっぱり

ひかえた方がいいのだろうと思います。

浜松祭りをはじめ安倍川の花火大会など、

早々に本年の中止が決まって、

いつもの風景が遠くへとなっております。

また、

今回の宣言をうけて

いろいろな世界まで影響がおよぼされ、

社会生活においても

普段の日常が消えつつあります。

わが家の二女も大学を卒業後、

そのまま

現住所を横浜に変えて住んでおりますが、

万が一感染を広げる原因になりたくないと、

実家への帰省は見送り、

仕事以外の時間は、

自宅でゆっくりしていると言っております。

たしかに、

首都圏や感染拡大地域から離れて他県へと移動、

または編入の動きもあるようですが、

その街が大好きで、

どうしても住みたいという気持ちがないのなら、

いまの住まいで

ジッと耐えることが大事なのではと個人的には思います。

落ちついてくれば、

またあの時と変わらない生活が帰ってきますから、

その日まで

自分自身ができることで感染を予防する。

得てして

イヤなものから逃げれば逃げるほど、

イヤなものは追いかけてくるものですから、

慌てず動かないことが身を守る…

第一の方法ではないでしょうか。

先の見えない状況ではありますが、

ちゃんとあなたに居場所があるのなら、

その居場所の良さを再認識する機会と思ってお過ごしください。

今回の出来事で、

離れたくない居場所でさえ

追いやられてしまう方々もたくさんおられるでしょう。

事業をしめて、

明日の生活もままならない不安に

 

つつまれる方もおられるでしょう。

目に見えてこない苦しさを知ってこそ、

国民に寄り添う対応、

政府のあるべき姿であると思います。

『いまなんとかしてよ、数ヶ月先のことまで待てる余裕はありません』

日本に生まれてよかったと、

あの人もこの人も

あそこの人も思える対応が試されていますよ。

地域から選ばれた…そこのあなた…

その胸に輝く、

金バッチの“誇り”が“埃”と言われないように…和尚のひとりごとでした。

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