西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “微笑がえしのあとは…ハートのエースをみつけましょう”

霜月にはいりました。

明け方を迎えた時間、

今日も午前五時過ぎ、

いつものように朝の戸を開けると

本堂のなかに冷たさが飛びこんできて、

私の足下をすりぬけていきました。

きっと、

11月の訪れと、

その存在感を伝えようとしたのかもしれません。

『もうすぐ白い季節がやっってくるよ』と。

四季は確実に変わって、

私たちに

その変化の楽しさと美しさを描きながら

自由を教えてくれるもの。

それを知っているのなら

遠くまででかけなくても、

その住む街で、

あなたがお気にいりの場所を

見つけることができるでしょう。

それがまた日本を知ること、

街に気づくこと、

そして、

私の居場所の良さを味わえることにつながります。

さて、

最近、

私が車を運転中に聴いているのはキャンディーズ。

ついつい懐かしくて

コンビニでCDを買ってしまいました。

あの頃に還りながらハンドルを握り、

口ずさんでおります。

おや、

聴いていると…

これは

“微笑がえし”

キャンディーズが歌った曲の歌詞が登場して、

解散による

別れが近いことを予感させてくれます。

それにしても、

なんて明るい別れの歌。

現実もこうありたいものですが、

なかなかそうはいきません。

ドロドロ、

ネチネチ、

そして未練たっぷりの渦。

爽やかに…

『またね』

と分かれ道でさよならとは…

うまくいかないことが多そうです。

そのあとに涙もあったりして。

さてさて、

注意深く歌詞を確認してみると

男性は隠れているのですよね。

明るく別れましょうという

女性の気持ちが表されていて、

もしかしたら、

男性は、

どんな思いでこの最後の日を、

ともに過ごした

部屋での時間を感じていたことでしょうね。

その通り明るく別れようと…

彼は彼女に微笑みをかえしていたのでしょうか。

歌詞の行間に隠されたドラマ、

考えれば考えるほど、

別れ話には、

やっぱり物語がくり広げられながら

現実に進んでいくものです。

いま、

大好きな人と恋のピリオド、

別れ話が現在進行形のあなた、

お相手に微笑みがかえせますか?

淋しさを乗り越えたあと、

また新しい恋をはじめたいと思ったら、

まずは縁結びのパワースポット…

西光寺まで来ないとね。

 

123(ワンツースリー)

あの三叉路で

123

軽く手を振り

私達お別れなんですよ

123(イチニサン)

3ツ数えて

123

見つめ合ったら

私達お別れなんですね

123(アンドゥトロワ)

三歩目からは

123

それぞれの道

私達歩いて行くんですね

歩いて行くんですね

 

IMG_2746

おや、

タンスの陰で

心細げに迷い子になったハートのエース…

こんなところに…

西光寺にありました…和尚のひとりごとでした。

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