西光寺
時宗 東福山 西光寺
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Saikouji Blog

和尚のひとりごと “こころで感じる清かな風が訪れますよ”

七月のお盆、

お経がすすんでおります。

一日より十五日まで。

軒数は、

とても少なくて、

時間的には余裕でゆっくりと、

浜松市内、

磐田市内のご自宅に伺うことができます。

一年に一度、

とはいえ、

一年を過ぎると家庭の事情も変わりますし、

ご家族の変化もあります。

わたしは、

いつもみなさまにお伝えしておりますが、

ご供養の形に決まり事は無いと。

必ず、

ご仏壇の前でお経を唱えるだけが…

決まったものではないと。

お仕事等を優先されても正しい選択ですし、

ご自宅でのお経を省略することも正しい判断。

そして、

お寺で勤めておいてくださいと、

お経をお願いしておけば、

ご先祖さまにも無礼にならず、

ちゃんと

お盆のご供養の誠を捧げる

あなたでいることができます。

ようするに、

“ああしないと こうしないと”

と形にはめて考えるより、

一番いい

ご供養の姿を

わたしなりにできるものを

実践してみることが大切です。

そして、

こういう思いでいられるあなただからこそ、

たとえば、

故郷を離れて暮らし、

そのお家に

守るべきご仏壇があっても無くても、

何処にいたって

ご供養の姿で感謝を捧げることができるのです。

お寺さんへお布施を送り、

ご供養のお経を依頼するのもひとつ。

お寺にお祀りされております

ご先祖さまに供えてくださいと

菓子折を送ることもひとつ。

自分自身の気持ちを、

手を合わし

動作としてあらわすこともひとつ。

こんなときのために、

ご先祖さまは、

ホントうまい存在です。

なぜなら、

目にも見えませんし、

音もせず静か。

自分の思うように、

都合のよいままに、

ご先祖さまたちの喜ぶ顔を浮かべながら、

わたしの供養は正しいと、

自信をもって今月も来月も、

お盆を迎えることにいたしましょう。

きっと、

こころで感じる

清かな風が訪れてくれますよ。

そして、

そんなあなたでおられますことを願いながら、

お盆の喜びにつつまれ

お経を唱えるわたしでありたいと思います。

今月、

来月、

まずはお盆供養の実践を…。

実践できますあなたの時間は、

まだまだたくさんあります。

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お盆に供える旗も、

そんなことを伝えたいように

わたしの手元にあります…和尚のひとりごとでした。

 

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