和尚のひとりごと “しゃあないな”
七月も後半にはいり、
ここ遠州地方もまずは、
七月のお盆の時期を終えました。
軒数は、
とても少ないのですが、
お盆のお経を勤めに
お家をまわらせていただきました。
この遠州は、
八月もお盆の地域があり、
ふたたび
月が変わりますと、
お家をまわる日々が続きます。
さて、
まだ梅雨は明けてはおりませんが、
連日の猛暑。
報道を見ておりますと、
熱中症で
搬送されましたひとたちも多く、
暑さのため
気分が悪くなるひとたちをふくめますと、
相当な数に
のぼるのではないでしょうか。
四十度近くまで気温も上昇し、
陽射しの煌めきは、
夏の暑さを通り越して、
灼熱のひとときを、
みなさまの住む街も
包みこんでいるのではないでしょうか。
この暑さを避けようと
レジャーに向かい、
山でも、川でも、
事故によって
命を落とされました方々を思いますと、
ほんとうに、
命の狭間でわたしたちは、
どちらに転ぶのか、
バランスをとりながら
生きているものなのです。
そのバランスが崩れたとき、
一瞬にして笑顔は消えて、
悲しみの涙を残す結果を生んでしまう、
そんな儚さになにを学び、
我は生きていくのか、
人生の課題は、
どこまでも与えられる繰りかえし、
難題であり、
大きくて深いものなのでしょう。
でも、
生きる楽しさが寄りそってくれるなら、
きっと大丈夫。
今日もまた、
このあとの時間に
笑顔の花を咲かせる
あなたになれるでしょう。
その笑顔が、
いい偶然を導いて、
必然的な結果へと
結びつけてくれることでしょう。
人も出来事も大きなご縁の世界。
つまずいて転んだ石ころにも、
たくさん転がっている
石ころのなかから選ばれた理由がそこにあり、
『しゃあないな～』 と、
そのように思える
あなたでいて下さいね…和尚のひとりごとでした。
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