西光寺のブログ

暑さの厳しい

文披月（ふみひろげづき）が去ろうとしております。

最後の一日をみなさま、

どんな風にお過ごしでしょうか。

明日になれば、

雁来月（かりきづき）が訪れて、

『早く早く涼しげな秋よ来い』と、

球形に広がる青空に、

一日一日

辛抱強く願いを届けてくれることでしょう。

それにしましても

連日の暑さで日本列島だけに限らず、

地球的規模で

気候の異常さが報告されております。

暑すぎる大地に、

色々な変化を与え、

北の国の永久凍土でさえとけはじめて、

数万年の時間

閉じこめられておりました

目には見えない存在が確認されたり、

長きにわたって

作りあげられてきました

からだの免疫力でさえ、

防御ができない未知の存在が、

この温暖化の影響によって現れたとき、

国境を越えて

人類の存在そのものが危ぶまれる日も…

冗談では…

なくなってくるのかもしれません。

小さな視点では、

見えない物がたくさんあります。

これからは、

私の周りの出来事や変化に敏感となり、

いま、

なにができるのかという風に、

現象を自分に置きかえて

考えなければならない時代へと、

歴史の秒針は、

刻みはじめたのかもしれません。

さて、

八月にはいりますと、

いよいよ

お盆を迎える季節となります。

長期のお休みと重なり、

首都圏からの移動手段、

新幹線も満席の予約と報道されております。

私は、

お盆の期間、

遠くへとは出かけませんが、

明日から一軒一軒、

炎天下のもと、

お盆のお経にまわりたいと思います。

ご先祖さまのご供養を積んで、

それぞれのお家でお迎えの支度を。

七月のお盆につづき、

こころをこめて勤めたいと思います。

熱中症で命を失う

ひとたちもふえてまいりました。

お盆の入りまであと十三日、

彼の岸辺よりのお客さまを迎える立場が、

帰られるとき誘われて、

いっしょに

連れていかれませんように

酷暑のなか、

お気をつけくださいませ。

私も、

深き秋を迎えた頃、

この街で

まちづくりの活動をされております

団体さまより、

企画されております

シンポジウムで

お話しいただく三名のおひとりとして、

一時間の講演の協力をと

お話しをいただきました。

前向きに検討させていただきますが、

そんな予定もはいりそうで、

この暑さのなか、

いっしょに

彼の岸へと旅立つ余裕も…

ないのでございます…和尚のひとりごとでした。