西光寺のブログ

土曜日の一日、

どのような時間を

お過ごしになっておられるでしょうか。

空を眺めておりますと、

相変わらず

この季節に相応しい

灰色がひろがっております。

そして、

朝からは、

細かい雨粒が遠慮がちに降りそそぎ、

少し少し参道を濡らして、

木々の緑色に潤いを与えながら

輝きの姿に

変身させてくれているような、

今日の境内です。

ひっそりと咲いている紫陽花の花は、

木の枝に…

隠れるように

凜々しく咲きほこり、

もっとたくさん濡れたいのに

上に覆いかぶさる枝が邪魔をしていると、

花びらが見あげているのかもしれません。

そんな風に私たちも学び、

雨の季節と

雨の時間を楽しむことにいたしましょう。

濡れて遊び、

濡れて笑う。

このあと降りはじめたなら、

雨の戯れを眺めながら、

いっしょに遊ぼうと

心で尋ねてみますかね。

もしも

空きがあるなら

“どうぞ”と答えてくれることでしょう。

いっしょに遊びましょうと。

そのお誘いを

受けるか受けないかは、

あなたの心のままに。

その答がえらんだ答で、

今日も楽しむことにいたしましょう。

私は、

一日、

いつものようにお寺で過ごしますが、

できることなら雨たちとは、

本堂から聞こえてきます

雨音の演奏会を

聴かせていただきながらの…

お寺時間にいたしたいと思います。

そして、

その時間を過ごし終えて

迎える夜の私は、

好きなワインの勉強会にでかけたいと思います。

まあ、

お酒を飲む素敵さに

染まれるひとときです。

きっと、

いつものように

顔も赤く染めてくれることでしょう。

帰りの電車…

寝てしまい

磐田駅を乗り越さないようにしないと…

と思っている私です。

一応、

乗り越しの経験者ですので。

電車って、

心地よく揺れる揺りかごなんですよね。

そりゃ、

気持ちよくて

寝てまうわ、

『眠れ眠れ』とわたしの耳元で

子守歌をささやきながら

寄り添われたなら。

もしももしも、

できることなら

女性にしていただけますか、

お隣に寄り添っていただけるのは。

そして、

どうぞどうぞ、

この肩でよければ、

いつでもおつかい下さいませ。

あと、

できることでしたなら時々は、

私もそちらの肩に…

寄り添わせて下さいませ、

和尚のお願いです。

今日は、

午前中から気を遣わない程度の参拝、

みなさまの様子に賑やかな西光寺です…和尚のひとりごとでした。